耐久性についての質問。なぜガラスは割れるのですか?
ガラスの耐久性は、2つの基本的要因によって決まります。それはつまり、その構造と製造法です。構造的には、Glass Studio の製品は、クリスタルよりも強度にすぐれた“ソーダライムガラス”をベースにしています。製造法に関しては、ガラスの耐久性を評価するために、2つの重要なファクターがあるので、まずはそのことから説明しましょう。
一つめには、「冷却時間」そして二つめには「温度差によるショック」です。「冷却時間」の問題からひきおこされる耐久性の問題は、粗悪な製造過程によります。ちょうど、骨折した腕がある一定期間ギブスで固定されなくてはならないように、ガラスも分子を液体化させるために熔かした後、徐々に温度を下げることによってしっかりと固めなくてはならないのです。
このゆっくりと温度を下げること(焼きなまし)は、つまりガラスに「ギブス」をはめるようなものです。もし、この段階が正しく仕上げられないと、ガラスは実に脆いものになってしまうのです。その目に見えないガラスの「強度」というものを見抜く方法は、お皿のエッジの欠け方をよく見ることです。通常のチップでは、ほんの小さなガラスの粒子がはがれ落ちるだけですが、焼きに問題のあるガラスの場合は、全体の破損とまでにはいかないまでも、エッジからガラスのかたまりがごっそりと欠け落ちてしまうのです。(つまり、製造のための時間を半分に減らすためです)。この方法で大量生産はできますが、その製品は見た目にはわかりませんが、強度の低いものなのです。
Glass Studioでは、製造時間に対するこのような妥協を許しません。つまり、商品をより長く使っていただけることをお約束できるのです。ガラスを焼く間にひきおこるこのような不具合を測定するために、生産者はストレス・テストを行います。これは、精密機器を使い、粗悪な焼きなましのためにひきおこされた内部の不具合を見つけるためのテストです。
Glass Studioでは、窯から取り出した全ての製品を一つとして見逃すことなくチェックします。たとえ、外見的にパーフェクトに見えても、内部の不安定さが基準値を超えていたら、それは結局“ゴミ箱行き”なのです。
「温度差によるショック」について。これは通常、誤った使用方法によって生じます。ボロシリケート・ガラス(パイレックス)からもわかるように、ガラスは一般的に熱を伝道しません。それはつまり、温度がガラス(の厚み)の中を、ゆっくりとしたスピードで伝わることを意味します。ですから逆に、急に熱を加えると、その表面温度が内部の温度と極端に異なってしまうということです。つまりそうなると、同じガラスの中に温度差が生じる訳です。「温度差によるショック」は、通常150〜500℃の間で生じ、湿気があればさらに状況を悪化させてしまいます。